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節分

節分の由来と意味は、1年の邪気を祓うため神社へ参拝します

投稿日:2019年1月2日 更新日:

節分とは、何のために行うのか?
子供たちに日本の伝統文化を正確に伝えていきたい行事です。

 

 

一般的に節分には「鬼は外、福は内」と声を出しながら各家庭で行われる、福豆を撒いて年齢の数だけ豆を食べ厄除けを行う。
邪気除けの柊鰯※1門口に備える

 

                   ▲イメージ

 

雑節の一つで各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。

 

 

節分とは「季節を分ける」ことも意味している。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指すことが多い。

※1:柊鰯とは、(ひらぎいわし)は、節分に魔除けとして使われる、現代ではそいう古き良き時代の習わし(日本の文化)をやらない人間が多くなった。

 

 

子供・孫と順番に伝えて行きたい行事だと思います。
柊の小枝に焼いた鰯の頭を指したものを、鰯の臭い匂いが鬼は苦手ですから、門又は玄関に飾ります。

 

   

 

 

 

 

 

 

 ▲邪気払いの柊に鰯の頭

 

 

今の子供に柊と言っても分からんないかも、なんで鰯かということもきっと分からないと思う。

 

 

西日本では、やいかがし(焼嗅)、やっかがし、やいくさし、やきさし、ともいう。

 

 

なんでかというと臭いにおいのするもので疫神を追い払う

 

 

太陰太陽暦※2では、立春に最も近い新月を元日とし、(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)太陽黄経※3を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。

 

 

したがって、旧暦12月末日(大晦日)立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。

 

 

今も節分を「年越し」「年取り(数え年とは、生まれた日を1歳とし、誕生日に関係なく新年に皆が年を取る数え方)」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。  

※2太陰太陽暦とは、太陰暦を基とするが、太陽の動きも参考にして閏月(うるうつき)を入れ、月日を定める暦(曆法)のこと。
※3太陽黄経(たいようこうけい)とは、太陽が天球上を通る経路(黄道)を等角に分割した座標、特に春分点を座標ゼロとして360度に当分したものを言う。

 

 

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なぜ豆で邪気を祓うか

ご存知の通り節分には豆まきをして「鬼(邪気)」を払います

 

                  ▲豆まきに使う福豆

 

豆まきには悪魔のような鬼の目 ”魔目(まめ) にめがけて豆を投げれば ”魔滅(まめ) すなわち魔が滅する※4と言う意味があると考えらています。
※4:滅(めっ)するとは、滅びる。無くなる。消える。

 

 

れらの意味から、豆は鬼を払う道具でありながら、鬼そのものととらえられていたようです

                   ▲鬼のイメージ

 

そのため、節分の豆まきの際は鬼である豆を家の外に投げながら「鬼は外」と唱えます。

 

 

豆まきの他に鬼を払うため鬼が嫌う柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てておいたり、炒った豆を年の数だけ食べるなどの風習が今も残っています

 

 

また、古来鬼は ”陰(おに)と言われ、姿の見えない災いなどを総合的に指す言葉で、陰陽五行説※5の考え方を用い占いを行うようになり、鬼は「毛むくじゃらで身の丈が高く、赤や青色の皮膚をしており、筋肉質で丑寅の方角から来る」などの具体的な形に変化したそうです。
※5:陰陽五行説とは、中国の春秋戦国時代に発生した陰陽思想が結び付いて生まれた思想のことです。

 

 

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追儺の儀式と節分の融合だった

豆まき行事は、中国の”追儺(ついな)の儀式“日本の節分とが融合して現在の節分の行事と言われています。

 

 

追儺の儀式とは、悪疫邪気祓いの行事で、平安時代に中国から伝わってきました

 

 

『鬼やらい』とも呼ばれ桃の木で作った弓と葦の矢で京都の四門から鬼を追い払い1年の疫鬼を祓って新年を迎える行事として大晦日(12月末日)の夜中に宮中で行われていました。

 

 

また、中国から伝わった暦である二十四節気※6では、立春を四季が巡りした1年の最初の日であると考えられています。

 

 

その前日である節分は1年の最後の日である大晦日と同じ意味を持ちます。

 

 

そのため、1年の厄を祓う意味を込めいつしか追儺の儀式は二十四節気上の大晦日である立春の前日に行われるようになり、儀式自体を「節分」と呼ぶようになりました。
※6:二十四節気とは、太陰太陽暦で季節を正しく示すくために設けた暦上の点のこと。

 

 

一太陽年二十四等分し、立春から交互に節気・中気を設け、立春・雨水・立秋など、それぞれに名称を与えています。

 

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太巻きを無言で丸がじり

節分は厄年にあたる人が豆をまき、「鬼は外、福は内」と呼ぶのが一般的ですが、鬼を祭った神社や鬼の名前が付いた地域など鬼を悪とみなさない地方の場合「鬼は内、福は内」と呼ぶようである。

 

 

豆を巻く人も、厄年の人のほか年男や年女、一家の主など地方によって様々です。

                    ▲恵方巻き(イメージ)

 

また、節分の日に”福を巻き込む“太巻き寿司を、恵方※7を向いて無言※8で丸かじりすると、一年間健康でいられると言われています。

※7恵方とは、その年決められた縁起の良い方角のこと。福徳を司どる神様(歳徳神)が居るとされ、毎年方角が異なります。

※8無言とは、無言で丸かじりする由来はわかっていません。一般的には、話しながら食べる事は歳徳神に失礼だからではないかと考えられています。

 

 

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