冷蔵庫は食品保存の強い味方だ・・・と思っていませんか?
フルーツでも調味料でもとりあえず庫内に入れて仕舞えば、しばらくは傷まないだろうという安心感があると思っていませんか?。
ところが違うんですよね〜
常温で保てるものが沢山あります。
例えば、
じゃがいも・さつまいも・玉ねぎ・ニンニク・カボチャ・バナナ・りんご(短期間ならOK)柑橘類(みかん・レモンなど)。
加工食品・乾物は缶詰・(開封前)・乾麺(そば・うどん・パスタなど)・切り干し大根・干し椎茸・乾燥わかめなど。
調味料でいえば醬油・味醂(本みりん)・酢・塩・砂糖・ハチミツ・サラダ油・胡麻油・オリーブオイルなど。
お菓子類は、チョコレート(夏場は注意)・ビスケット・せんべい・ナッツ類(湿気対策が必要)です。
冷え過ぎや湿気でダメージを受けたり、ドアの開閉によって温度変化で結露とカビが生じてしまう。
キッチンにそのまま置いておいた方が長持ちする食品から、冷蔵庫に入れてもあまり日持ちが出来ない食品を覚えておきましょう。
常温保存するときの注意点
直射日光・高温多湿を避けること、開封後は密閉容器に速やかに入れる。
季節ごとに保存場所を工夫しましょう。
冷蔵庫に入れない方が美味しさが長持ちする食品20選
スイカとメロン
▲スイカとメロン
丸ごと買ってくるスイカとメロンは常温で熟すまで問題なく保存することが出来ます。
冷蔵庫に入れてしまうよりもむしろ、ビタミンCやβカロテンなど抗酸化物質の保持に役立つといいます。
豊かな栄養素をキープするため、カット前は常温で保存しよう。
カットで買ってくるスイカ・メロンは別で早めに食べてください。
ハチミツ
▲ハチミツ
ハチミツは低温で保管すると結晶化が進み固形になってしまいます。
長期保存すると、いずれは結晶化してしまうものだが、直射日光の当たらない室温の場所で保管するのが長持ちの秘訣です。
なめらかな舌触りを維持でき、料理やドリンクに加える時も馴染みやすくなるでしょう。
トマト
▲トマト
気をつけて欲しいのは、トマトを冷蔵庫の冷たい空気にさらすと、みずみずしさが失われてしまいます。
冷蔵庫に入れてしまうと庫内でブヨブヨになってしまいますので残念です。
カットする前のトマトであれば、比較的涼しく風通しの良い場所、例えば、キッチンのカウンターの上などに置いておくと鮮度が保てます。
アボカド
▲アボカド
購入した時、まだ身が固い物は室温で保管すると良いと思います。
適度な熟成を促すことができきます。
一方、もう熟れている物は熟成を遅らせるために冷蔵庫に入れて日数を保たたいです。
コーヒー
▲コーヒー
開封済みのコーヒー豆を冷蔵庫に入れて置くと結露によって傷みやすくなります。
また、他の食品の匂いを吸収してしまいます。
冷蔵庫に入れるなら密閉できる容器に入れて冷暗所に置くのが基本です。
風味を向上させるため冷蔵庫で冷やしてから挽くという流派もありますが、その場合はキチンと容器が密閉されていることを確認したいものです。
ニンニク
▲ニンニク
生のチューブのニンニクは別で、形あるニンニクは豊な香りを長持ちさせるには、15度前後の涼しく乾燥した場所で保管するのが最適です。
田舎では風通しのいい軒下にぶら下げてますが、冷蔵庫に入れて置くと早く芽が出たりカビが生えたりしやすくなります。
なお、一度皮を剥いた物は常温での保存に向かないので冷蔵庫での保管が必要です。
パン
▲パン
食パンの冷凍は長期保存に適していますが、冷蔵はどうだろうか?
あまり保存には有効ではなく、庫内の水分を吸収しやすくなり、逆に腐りやすくなってしまう場合もあります。
風通しの良い室内で保存するのが最適だが、数日以内に食べきれない時は冷凍庫に入れて起きましょう。
ナッツ
▲ナッツ
ナッツに含まれる天然オイルは冷蔵庫に入れたほうが鮮度を保ちやすいです。
しかし、冷蔵保存ではナッツ全体の風味が損なわれるほか、庫内の他の食品の匂いが移り易いですから、これも冷蔵庫ではなく密閉容器に入れて室温で保管して3ヶ月を目安に食べ切るのがようでしょう。
りんご
▲りんご
りんごはそれ自体の食感に限っていえば、冷蔵庫で保管したほうが長持ちします。
しかし、エチレンガスを発生させるため、庫内の他の食材を早く傷めてしまいます。
りんごはテーブルの上など風通しの良い室内に置くのが最適のようです。
桃
▲桃
桃やプラムなどのフルーツは、堅い種を持つ核果(かくか)と呼ばれる果物です。
これらの果物は、常温で熟れているから一層風味が増しますので、熟れが進んで来たら冷蔵庫に移すことになるが、その場合は3日以内を目安に食べ切ましょう。
パブリカ
▲パブリカ
色とりどりのパプリカですが、冷やし過ぎるとシャキッとした本来の食感が失われてしまいます。
カットする前であれば、そのまま室内で保存するのがおすすめですです。
風通しの良い涼しめの場所で保管することで実が熟れ、甘味が増すメリットがあります。
きゅうり
▲きゅうり
きゅうりは表面にトゲのあるほうが新鮮、寒さに弱いきゅうりは庫内の低温によるダメージを受けやすいです。
また、水っぽくなったり腐ったりする原因です。
まず、室内の日光の当たらない場所で常温で保管しましょう。
一部の果物が発するエチレンガスにも弱いためバナナやメロンなどとは離して保管しましょう。
冷蔵庫に入れると逆効果な食品
じゃがいも(低温障害で甘くなる)・玉ねぎ(湿温でカビやすい)・チョコレ−ト(白く変色することがある)。
いちご
▲いちご
繊細ないちごの風味を味わうには、摘んだり買ったり貰ったりしたら、当日か遅くとも翌日までに味わうのがベストの状態な食物です。
さらに日持ちさせたい場合は冷蔵庫に入れてもいいですが、風味は落ちてしまいます。
元々保存は考えない方がいいでしょう。
なお、いずれの場合も事前に洗ってしまうとカビの原因となるため、食べる直前になって洗い流すのが一番美味しい食べ方です。
じゃがいも
▲じゃがいも
じゃがいもを寒すぎる場所に置くとデンプン質が分解され、食感が落ちてしまいます。
カットする前であればバスケットが紙袋に入れ室内の冷暗所で保管しましょう。
保存方法は玉ねぎとも似てるが、一緒に保存しないよう気を付ける。
玉ねぎ
▲玉ねぎ
玉ねぎも冷蔵庫との相性はあまりよくありません。
冷やす過ぎるとかえって傷みやすくなり、食感も衰えてしまいます。
外側の皮に傷かつかないよう気をつけながら、冷暗所で保管しましょう。
玉ねぎはじゃがいもから生じるガスに弱いため一緒に保管しないよう注意が必要です。
なす
▲なす
なすは冷蔵庫に入れた方が長持ちするけど味は落ちる。
また、冷蔵庫が常温保存かを問わず、いずれにせよ急速に鮮度を失いやすいと思いますので、数日以内の新鮮なうちに料理をして食べてしまうのが最適だと思います。
チョコレート
チョコレートは冷やしても食べられますが、非常に硬くなってしまいますが、また、庫内の匂いを吸収することがあります。
溶けてしまわない程度に涼しい場所で直射日光の当たらない室内で保管しましょう。
醬油
醤油は発酵調味料ですが、塩分が高い濃度で含まれているため、それ自体に防腐効果があります。
バクテリアの繁殖と腐敗を抑えてくれるので、食器棚の中など常温で保管しても問題はないです。
密封バトル入りのものなら開封後もボトル内の醬油が空気に触れることなく酸化が防げます。
ケチャップ
ケチャップは酸性であり、ある程度腐敗を抑える効果を持っています。
開封後は一ヶ月以内に使い切れるならば、室温の暗い所でも問題ないことが多いです。
より安全策を取るなら冷蔵庫に入れてもいいです。
バター
冷蔵庫から出してすぐのバターは硬く、トーストの上で広がりにくいものです。
通常、バターは室温に出してもすぐには傷まず、温度など条件が悪くない限りは1週間ほど日持ちします。
大部分は冷蔵庫で保管しつつ、数日で使い切れるほどの量を衛生的な容器に分けて室内で保管して置くといいです。